平成24年度 第2回 光風荘運営推進会議 議事録
≪日 時≫ 平成24年7月18日(水)午後6時より
≪場 所≫ 高齢者グループホーム光風荘 3階「えんがわ」
≪出席者≫ 委 員:家族会会長、地域包括支援センター職員、有識者・地域代表 計4名
運営側:法人理事長、統括施設長、施設長、介護職員… 計5名
オブザーバー:高齢者支援課職員、在宅介護支援センター職員… 計2名
≪議 題≫ 1.報告事項
(1) 入居者、職員の異動について
(2) 前回会議以降の活動状況について
2.行政からの情報提供
3.その他
■ 挨 拶
皆さんこんばんは。本日は、猛暑のなかお集りいただきありがとうございます。
お陰様で入居者も境南町のご利用者の方も大きな問題なく、一方で職員の方もがんばっています。
また本日は運営推進会議ということで皆様忌憚のない意見等を頂きながら今後の運営等に反映できればと考えていますのでよろしくお願いします。
■ 会議概要
※ 文中の「委員」は運営推進委員、「運営」は運営側、「市等」は市職員等、「GH」はグループホーム、「特養」は特別養護老人ホームの略。
1.報告事項
(1) 入居者、職員の異動
「運営」:入居者の異動では、2階の男性入居者が退居された。平成18年から6年ほど入居されていた。昨日7月16日付で退居された。近くのアパートで独り暮らしを始めることになった。
職員の異動では、2名が退職した。
5月31日付で1階の非常勤の女性スタッフが妊娠出産のため退職。
7月17日付で男性の常勤スタッフが実家に帰ることになった。
入職者が2名入った。
7月7日付で男性の非常勤職員が2階に配属になった。
また、7月16日付で非常勤の女性スタッフが1階に配属になった。
(2) 前回会議以降の活動状況について
「運営」: 5月24日に3階でえんがわ喫茶を開いた。午後から入居者に3階に上がってもらい、1階と2階の入居者とが入り混じって楽しんでいただく場を設けた。その日は普段の介護職員に加えて一名多くの職員を配置した。
その他、以前勤めていた職員がボランティアとしてきてくれた。その日のおやつはいちご大福と抹茶をたてて喫茶の形で楽しんで頂いた。
5月31日に消防機器の点検を兼ねて入居者も参加して避難訓練を行った。
業者から火災報知機の説明を受けた。
6月は、杏林大学看護学科の実習生4名をそれぞれ3日間受け入れた。
6月17日は「父の日」ということで1階では男性入居者を中心にお昼ご飯を豪華にして祝った。
6月24日に家族会を開催した。7家族が出席し内容としては平成23年度の事業報告と決算、平成24年度の事業計画と予算を報告した。その他、出席した家族で意見交換を行った。
家族会の前に希望するご家族には、入居者と共に普段食べている昼食を一緒に食べていただいた。
7月8日に七夕を行った。事前に飾りを作り入居者が書いた短冊を飾った。
当日は、午後1階・二階合同で歌を歌いながら、手作りのゼリーを食べて楽しんだ。
その他、関前地区の防災の会議に出席した。
(3)平成23年度事業報告決算について
※別紙資料を抜粋し、説明した。
【質疑応答・意見交換】
「委員」:今後の参考として退居された男性入居者の要介護度とアパートへ転居の経緯を教えてほしい。
「運営」:この方は要介護1で、アルコール性認知症で精神病院に入院後平成18年5月に光風荘に入居された。アルコール性の認知症と言っても他の入居者の様な認知症の特有の症状は見られなかった。
その後、担当医がかわり、統合失調症の診断を受けた。そのまま入居していたが、本人も高齢の入居者との違いには自覚されていたため次第に自立に向けた思いを持たれるようになった。
しかし健康診断で大腸がんが見つかり、入院と療養が1年以上かかった。がんも落ち着いて精神的に充実してきた。武蔵野市の障害者就労支援センターにも通うなかで退居につながった。
「委員」:この方の生活はどうなるんだろうか?
「運営」:入居した時は結婚してこどももいた。その後離婚して生活保護受給となり現在も受給している。
「市等」:要介護1であるが第二号被保険者であるが、何の特定疾病なのか?
「運営」:入居の時点ではがんはなかったので、アルコール性の認知症で認定を受けた。
「市等」:今回、新しい診断がアルコール性認知症ではなく、統合失調症になるが、要介護認定が切れた時点で介護保険は使えなくなってしまうのでは?
「運営」:多分これからは介護保険を使わないと思う。
「市等」:生保のワーカーが付いているので生活は成り立つと思う。
「委員」:かなり長期間にわたって支援された。各関係機関と光風荘との連携は施設長が行っていたのか?
「運営」:退職した男性職員が、この方との関係を築いていた。この職員と本人とのやりとりのなかで方向を決めた。
「委員」:支援を受けやすくする環境作りと役割作りを果たしていることを感じた。
「市等」:就労支援センターにつながるとは思わなかった。
精神病院に入院していた経緯から社会生活が送れるのかと思った。積極的に外に出ようとされる方には社会支援をどうしようか、一人ひとりが考えた結果だと思う。
この事例の退居の報告はいろんなところでされた方が良いと思う。
「運営」:本人から自信ができたといっていた。光風荘に「ありがとうございました」と言っていたので「よかったな」と思う。
「委員」:経験上、このようなケースの方はどこかとつながっていないとつぶれてしまう。
最初は自立していこうという気持ちになるが、心の支えがないと難しいので光風荘とつながりを持って声掛け・見守りが必要だと思う。
「市等」:薬は飲んでいたのか?
「運営」:飲んでいた。
「委員」:何かイベントがあった時は呼ぶとかのつながりは持っていた方が良い。
「運営」:1名の空きが出たが、待機者の状況は?
「運営」:入所判定会議を経て待機していた女性がおり、3月末に退居があった時点で一度相談している。その時は、和室で靴の脱ぎ履き等歩行面の不安と洋室希望なので見送った。
その方を第一候補として居室の原状復帰をして、入居日を決める予定である。
「市等」:現在の待機待ちは?
「運営」:その方が入所すると待機者はいない。入所判定会議が終わっていない方が3名いる。
2.行政からの情報提供
「市等」:特にありません
【質疑応答・意見交換】
「運営」:何かご質問がございましたらどうぞ。
「委員」:何か災害があった時の団体をつくろうと準備を進めている。
この地域の要援護者は多く、地域全体で支えていくための世話人会を立ち上げる予定。
光風荘の役割も大きくなるだろう。
「市等」:光風荘は福祉避難所として機能しないのか?
「運営」:光風荘は違う。
「市等」:防災関係でBCB(何かアクシデントが発生しても事業継続ができる)の対策はされているのか?各施設の話題になっているが。
「運営」:防災のマニュアルの整備は取り組んでいるが完璧ではない。
「委員」:関前地区花火大会は9月8日に行う。参加されるなら席を用意します。
3.その他
次回は9月19日(水)を予定している。