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2014年7月16日水曜日

平成26年度 第2回 光風荘運営推進会議

平成26年度 第2回 光風荘運営推進会議 議事録


≪日 時≫ 平成26年7月16日(水)午後6時より
≪場 所≫ 高齢者グループホーム光風荘 3階「えんがわ」
≪出席者≫ 委   員:家族会会長、地域包括支援センター職員、有識者…計4名
       運 営 側:法人理事長、事務局長、施設長、介護職員…計5名
       オブザーバー:高齢者支援課職員、在宅介護支援センター職員…計2名
≪議 題≫ 1.報告事項
(1) 入居者、職員の異動について
(2) 前回会議以降の活動状況について
(3) 平成25年度事業報告・決算について
2.行政からの情報提供
3.その他

■挨拶
本日は、たいへん暑いなかお集り頂き、ありがとうございます。暑いと身体への影響もありますので、ぜひ健康にご留意ください。おかげ様で光風荘の運営も順調に進んでいます。本日も忌憚のないご意見をいただきますよう、よろしくお願いします。

■会議概要
※ 文中の「委員」は運営推進委員、「運営」は運営側、「市等」は市職員等、「GH」はグループホーム、「特養」は特別養護老人ホームの略。
1.報告事項
(1) 入居者、職員の異動について
① 入居者の異動:
退居者は、6月9日に2階の93歳女性が1名。3月半ばに入院し、お嫁さんは光風荘へ戻ることを強く希望していた。スタッフ間で何回もカンファレンスをして受け入れを決め、戻る予定で本人もリハビリなどに取り組んでいた。しかし、家族間の話し合いにより、今後入退院の繰り返しが予測されるため、病院での療養を継続することになった。開設当時からの入居者で9年10か月在籍した。
入居者は、6月27 、2階に90歳の女性。    ※ 現在待機者は8名
② 職員の異動:
約4年間在籍した1階の女性非常勤職員が私事都合により7月10日付けで退職。

(2) 前回会議以降の活動状況について
・5月15日、1階が井の頭動物園に外出。曇り空で肌寒い日だったが、体調不良者なく全員参加。
・5月23日、2階が小金井はけの森美術館、武蔵野公園に外出。暑いくらいの天気で、美術館は小さめだったが、来館者が少なかったこともあり、ゆっくり見られた。入居間もない2名のうちの1名が往きの車中から気分が優れない様子で、下車後に体調不良になり、車で途中帰所した。家族に連絡して車酔いの体質と分かった。歩いて移動できると思っていた入居者1名が車椅子対応になるなど急な変更が重なり、公園での昼食後すぐ帰所した。
・5月24日、第5小学校の運動会を見学。9時30分から入居者が順番に行った。子ども達の一生懸命な姿を見て感激していた。
・6月15日は父の日。1階は、おやつにフルーツクリームあんみつ、夜は男性入居者のリクエストの天ぷらを添えた夕食にした。
2階は、男性入居者の好きなお好み焼きを食べ、「人間の愛は素晴らしい」と大感激していた。
・6月28日、平成26年度第1回家族会を開催、出席家族数は4名。平成26年度事業計画と予算、25年度事業報告と決算を報告した。家族の緊急連絡網を配布したが、「メールを活用しては」との意見があった。出席が少なかったため、決定はしなかったが、そんな方法もあるかと思った。
・7月7日、七夕では、近所のお家から例年どおり竹をもらい、入居者全員で短冊や飾りをつけた。夕食は七夕特別メニューだった。夕食後は、1階・2階が合同で屋上にて手持ち花火、小さめの打上げ花火を楽しんだ。その後、各ユニットに戻って手作りデザートを食べた。
・その他、6月30日~7月2日、7月14日~7月16日の間に、2名ずつ杏林大学看護学部の在宅看護実習生を受け入れた。
家族向けに作成した光風荘だよりを出席者に配布

(3) 平成25年度事業報告・決算について
別紙資料をもとに説明した。

【質疑応答・意見交換】
「委員」: 活動報告の中であった美術館外出で急遽帰られた方への対応はどのようにしたか?介護タクシーでないと難しい方だったのか?
「運営」: 外出のために介護タクシーを最初から予定していた。往復利用する契約で、何かあった場合はすぐ来てもらえると往きの時に確認していたので、すぐ電話で呼んだ。
「委員」: 介護タクシーを使わなければならない状況だったのか、急な場合を想定した計画だったか?
「運営」: 以前利用した方から良かったと聞いていたので、みんなで一緒に移動できる介護タクシーを利用した。タクシーの利用も可能だったが、すでに車椅子になっていたので介護タクシーを選択した。普段の生活の様子から大丈夫だろうと推測して、とっさに判断した。
「委員」: 全員で行動するケースと、誰かが具合が悪くなったなど突発的な出来事のために別便で動かざるを得ないケースの両方を想定する良いきっかけになったと思う。
「委員」: 気候や乗車時間、道路工事等の交通環境も含め、高齢者の車移動には気をつけるべきだ。

「委員」: 事業報告書の「光風荘 入居者の状況」について、光風荘が長い期間穏やかに過ごせる所ということは分かるが、年齢構成や在所期間等も分かるといい。
「運営」: 最長は9年9か月、最短は6月入居された方で、平均3年8か月です。
在所期間は、9年、6年、5年、3年となっている。また、退居された方も入居時は要介護2だったが退居時は要介護4に移行している。
「委員」: 年齢が高くなり、介護度も上がり、在所期間も長くなっている。
長い期間穏やかに過ごせる所であり、この表を見ればどういうふうに過ごせるかのイメージが出来る。入所したばかりの方をそのまま表に入れると数字が大きく変わってくるので、資料として出すなら線引きをすれば構成が分かり、見やすくなると思う。
「運営」: 入ろうとしている方、入られた方の目安になり、施設の特色になりますね。
「委員」: 施設入居した方は、在宅よりも要介護度が抑えられる傾向にあるか?
「委員」: 個人差があり、施設にもよると思う。

「市等」: 看取り体制を整えているが昨年度は無かったということだった。私はグループホームを在宅と位置づけているが、他の在宅等も看取りには対応しないとなっており、歩けなくなるとグループホームでの生活は難しいと考えている。このケースは具体的にどのようなものだったか?
「運営」: 今までで平成22年度に1名だけだ。食事が摂れなくなり、嚥下もできず、体調が思わしくなかったので医師に診断してもらい、家族に連絡して三者で相談し、当施設で自然な形で最後が迎えられるように対応することを決めた。医師に告知された日から亡くなるまで一週間位だった。最初は点滴をしていたが、家族が同意してからはそれもしないで最期を迎えた。医療連携体制加算の関係から、看取りの条件を整えて実施した。
それ以降、1名の申込みが有ったが、その利用者は一時回復して元気になった。その後、家族が転居することになり、家族がそばにいない状況では看取りができないことを説明し、特養への入所が決まったので退去した。
「市等」: 在宅だと医療保険で訪問看護をびっしり入れられるが、こちらではどんな体制になったか?また、介護職員は勿論24時間いるが、医療従事者がいない中で不安はなかったか?
「運営」: もちろん医療従事者に付いていて貰えたら安心ですが。
「市等」: 特養もかなりの体制を整えて看取りとなるが、医療処置が発生するといろんな条件を整えて始めて看取りとなると思う。「看取り体制が整う」の表現が違うのでは?
「委員」: この時は、「看取りをしていける体制を作っていきましょう」から始まり、どんなふうに作っていったら良いのかを回数を重ねて話し合い、体制を作っていった。
一度記録を見ていただき、昨今「施設などで看取りを」と言われる中、職員のサポートや慣れた環境、地域との連携のもとで最後を迎えることが、条件さえ合えば実現可能になるという点で、光風荘の実績の一つなのかなと思う。是非いろいろ書いてあるのを見ていただき、こういう考えや気持ちでやったということを知って頂くのも大事かなと思う。
「市等」: 通過施設だと思っていたので驚いたが、特養などでも土壇場になると気持ちが変わったりする中、最後を看取って貰えると本人も安心かなと思う。1ケースでもすごいと思う。
「委員」: ご存じない方もいるようなので是非見てください。
「委員」: 家族としても願っている。家族会でも話題になった。点滴、食事、入浴等、医療面、設備面で制限があるが、一つ一つクリアしていければ家族としてはすごく幸せだと思う。
「市等」: 「看取りの時期=ターミナル」と医師は言うけど、復活した例もあり、必ずしもイコールではない。余命何か月でのケアのイメージが出来るのも大事なことだ。

2.行政からの情報提供
特に無し


その他
6月26日、見学会を兼ね、毎月健康体操を指導して貰っている先生の協力で「ピカピカ体操」を予定している。地域の方で参加希望者は一応申込みをして貰うことにしている。
市報、廃品回収のビラと一緒に近所に配布、在宅の事業所へのFAX等によりお知らせしている。見学は、時間内であれば自由に来てください。


次回は9月17日(水)を予定している。