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2014年3月19日水曜日

平成25年度 第6回 光風荘運営推進会議

平成25年度 第6回 光風荘運営推進会議 議事録

≪日 時≫ 平成26年3月19日(水)午後6時より
≪場 所≫ 高齢者グループホーム光風荘3階「えんがわ」
≪出席者≫ 委   員:家族会会長、有識者 …計3名
       運 営 側:法人理事長、事務局長、施設長、介護職員 …計7名
       報告補助員:第三者評価機関 評価員 …計2名
       オブサーバー:高齢者支援課職員、在宅介護支援センター職員 …計2名
≪議 題≫ 1.報告事項
(1) 第三者評価フィードバックについて
(2) 入居者、職員の異動について
(3) 前回会議以降の活動状況について
2.行政からの情報提供

■挨拶
本日は年度末のお忙しい中、また寒い中、お集まり頂き、ありがとうございます。春一番が吹いた後、また急に寒くなってしまいました。風邪などを引かないよう、ご注意ください。
今年度は、無事に運営推進会議を6回開催することができました。ありがとうございました。皆様のご意見を頂戴し、光風荘がより良い形で活動できればと思っています。本日も忌憚の無いご意見を頂ければと思いますので、よろしくお願いします。

■会議概要
※ 文中の「委員」は運営推進委員、「運営」は運営側、「市等」は市職員等、「評価」は第三者評価機関評価員、「GH」はグループホーム、「特養」は特別養護老人ホームの略。
1.報告事項
(1)第三者評価フィードバックについて …「評価」より
第三者評価で、GHや特養、障害者や子どもの施設を回っている。GHはそれぞれ個性があり、施設長などの個性が出てくる。その個性によって、一つとして同じ施設が無い。GHの人達の人となりを知ることを目標にしながら、そのGHがどのように運営されているかを探っている。
一昨年に続き、今年も光風荘を評価することになった。いつも頭に浮かぶGHが小金井にある。1ユニットの小さいGHだが、光風荘と重なるところがある。そのGHの特徴は、よく童謡等を歌っている。ある一人の入居者が歌い出すと、皆が集まり、歌い始める。極めつけは、全員で英語の歌を歌い始める。ある入居者はアルトで歌い出し、二部合唱になることもある。何ともいえない良い雰囲気のGHだ。そのほんわかした雰囲気が、光風荘にも漂っているように感じる。それが施設長のキャラでもあるのだろうと思う。
また、荒川にある別のGHも思い浮かぶ。きちっとした性格で一日の生活リズムもきちっと決まった入居者がいる。その人は、朝、3階まで洗濯物を干しに行くのが日課になっている。その際、職員の「行きますよー」という言葉に、その入居者は「あいよー」と答える。それが合言葉になっている。そして頑張って干している。敢えて穿った見方をすれば、職員は、その入居者に動いてもらうために騙しているのだが、それもGHと言える。そのようなGHを思い浮かべながら、光風荘を見ている。
光風荘に一番お願いしたいのは、色々なGHを見てもらいたいということ。自分達がどういう方向を目指すのかを決めるには、色々な情報を仕入れる必要がある。周りにはGHがたくさんある。特に良い点としては、職員の意見を集約して決定事項に反映する仕組みが有効に機能していること、安心・安全に対する対応の仕方、ケアプランの立ち上げシートが挙げられる。
改善点としては、自分達の方向づけ・方針を明確にしてほしいということ。そのためには、他のGHの情報を仕入れたり、実際に行って見てみることが重要である。自分達で動かないと情報は集まってこない。また、地域と積極的に関わりたいという点については、職員も意識しているため、これから進めていけばよい。
最後に、看取りについて「将来起こりうる退居に際し、次の受け入れ先の施設を考えているか」を家族アンケートで尋ねたところ、10名からの回答のうち、「申込済み」は1名、「検討中」が2名、「未実施」が7名いた。訪問調査の際、施設長から、看取りの方向性については「前向きに検討したい」という話をもらっている。ただし、実際に看取りに至る方は、それほど多くないという実態もGHにはある。それらへの対応の仕方や啓発がポイントになると思う。「未実施」の意見の中で、「退居となれば家族は困ってしまう」けれども、敢えて言えば「行政のサポートを願う」との意見があった。そんなところも併せて考えて貰えればと思う。光風荘としても、看取りに向け、出来ることと出来ないことを明確にして説明すること、それに合わせて対応の仕方を家族に対して啓発することが重要だと思う。
(2)入居者、職員の異動について
①入居者の異動
・2月13日、2階の77歳女性入居者が、有料老人ホーム入居のため、退居。
・2月26日、2階へ91歳女性が入居。
・1月30日から3月19日まで、2階の93歳女性入居者が小森病院へ入院。
・3月17日、2階の94歳女性入居者が、脳梗塞疑いのため、森本病院へ入院。
②職員の異動
・2月6日、1階に女性非常勤介護職員が入職。
・3月1日、1階の女性非常勤介助職員が2階へ異動。
(3)前回会議以降の活動状況について
・1月から入居者の体調不良が続き、インフルエンザや風邪の症状が多く見られた。続いて職員にもインフルエンザ罹患者が出た。
・2月3日、節分の行事を行った。1階・2階とも、昼食は家族からの差し入れの恵方巻を頂いた。2月ながら暖かい日だったので、屋上に出て豆まきをした。入居者1名、職員2名が赤いつなぎとお面の恰好で鬼役になった。その後、1階・2階入居者合同で、ボードゲームを行った。入居者の体調不良が続いていたため、参加できるかどうか心配だったが、皆が参加できた。
・2月24日から26日まで、杏林大学の学生2名の実習があった。
・3月3日、1階・2階に分かれてひな祭りを行った。1階は、昼食に手作りのちらし寿司を作った。具材でお雛様の形を作り、目にも華やかな食事であった。この日は、通常よりも2名多く職員が付いていたため、入居者6名と散歩に出かけた。2階では、入居者の希望で、スーパーで用意してもらったにぎり寿司とお吸い物を、正月用の半月盆に盛り、雰囲気のある昼食になった。午後からは、事前に入居者と一緒に作った双六ゲームをした。マスごとのお題を、真剣に演じる入居者の姿に新しい一面が見られたとの意見がスタッフから挙がった。

【質疑応答・意見交換】
「委員」: 杏林大学からの実習生は、今回が初めてか。どの学部から何名来たのか。
「運営」: 実習は何度も行っている。2月からと5月からの2つの時期に行っている。年間で10数名が1回に2名ずつ、3日間の実習をする。看護学科から在宅看護の実習として来ている。GHは看護師が常駐している所が少なく、光風荘も常駐している訳ではないので、看護師の仕事はあまり見られないが、GHで生活する認知症の方の様子を見て、病院との違いに新鮮な驚きをもつ実習生が多い。
「委員」: 在宅の方、特に認知症の方の生活を見るのが目的の実習なのか。
「運営」: GHがどういう所なのか、GHでの健康管理にふれることが目的である。
「運営」: ぐっどういる境南にも、看護学科から実習生が来る。
「委員」: 「単位実習」として受け入れているのは、看護学部の学生だけか。
「運営」: 学生は看護学部だけである。その他、福祉公社の認知症見守りヘルパーの実習を受け入れたこともある。
「委員」: とてもいい機会だと思う。武蔵野市で認知症の専門相談員をやっているが、その場に同席を希望する武蔵野赤十字病院の看護師や相談員にとって、病院での認知症の方の生活に家族がどのような悩みや問題を抱えているのかを知る機会になっている。学生が専門職として育っていく過程で、光風荘での実習がGHでの生活や認知症の方のことをより良く理解する貴重な機会になると思う。
「委員」: ただ、期間が短すぎる。
「委員」: その代わり、色々な施設で実習していると思う。その中で、理解が深まることもある。そう思って、これからも受け入れ続けて欲しい。
「運営」: 実習記録も記入していると思うが。
「運営」: 記入している。以前はコピーを取らせてもらい、職員にも見せていた。
「委員」: 外からの目線だとどう見えるか、それを知ることで、職員にとっても新しい気付きがある。良い点や悪い点に気付けることは、貴重な機会だと思う。

「運営」: やはり皆さん寿司が好きなようで。
「運営」: 病院では、衛生的に生ものは提供しにくい事情もある。GHの良い点かもしれない。
「運営」: デイサービスでもなかなか提供しにくい。

2.行政からの情報提供
特になし。

3.その他
「運営」: 本日の全体をふり返って、ほかに質問・意見はありませんか。
「委員」: 第三者評価のフィードバックを運営推進会議で行ったのは初めてか。
「運営」: 前回も行った。
「委員」: 後日、改めてフィードバックを行うのか。
「運営」: 今回だけである。
「委員」: 私が携わっていたときは一項目ずつ行っていた。評価内容について、聞きたいことがあれば後日確認するのか。
「運営」: フィードバックに関しては、前回もこのような形で終了している。
「委員」: 他のGHを紹介してくれるということだったが、他のGHを見るのは大切だと思う。問題点等、評価内容も今回配布された資料にしっかり記載されていると思うが、評価時に重視されがちなマニュアルも、それだけが整っていれば良いというものではないと思う。今回の結果は、インターネットで公表されるのか。
「運営」: 公表される。
「委員」: 評価を受ける費用は、以前より安くなっているのか。以前は60万円近くかかったが。
「運営」: 評価機関次第ではあるが、そこまでは高くない。
「市等」: 評価は義務付けられているのか。
「運営」: GHでは義務である。ただし、緩和要件もあり、それらを満たすと2年に1回評価を受ければ良い。昨年は要件を満たしたため、行わなかった。
「委員」: 評価機関も、1年に1回は研修を受けなければならないことになっている。

「運営」: 今年度は、ありがとうございました。26年度も引き続きよろしくお願いします。

今まで通り、奇数月の第3水曜日の18時から開催します。